2012年3月26日月曜日

福島第一原発のACについて(3)

さてACは「全電源喪失時(外部電源もディーゼル発電機も
バッテリーも使えなくなった時)」に原子炉を冷却するため
の仕組みです。

構造的には原子炉に2箇所穴をあけてそれをパイプで繋いだ
もので、このパイプの途中部分が冷却用の水の中を通ってい
ます。原子炉で熱せられて高温(200度以上?)になった
蒸気はこのパイプを通っていき、冷却用の水によって冷やさ
れ、原子炉に戻ります。このとき冷却水は熱せられて、蒸気
となりますが、この蒸気は外部に排出されます。

福島第一原発ではこのACが2つ装備されています(それぞれ
A系統、B系統と呼ぶことにします)。
A系統、B系統にはそれぞれ4つの弁が装備されていて、
合わせて8つの弁があります。
それぞれの系統の弁を4つとも「開」にすると、AC
が働き出します。一つでも「閉」になっていると、ACは
働きません。

(素朴な疑問:なぜそれぞれの系統に4つも弁を付けたの
でしょうか。)