2014年9月30日火曜日

テクノロジーの発達によって変わるもの(2)

ところで最近ある外国の数学雑誌の編集をお手伝いすることになり
ました.雑誌の編集と言っても学術誌ですから、基本的には投稿さ
れてくる論文のレフェリーを探して、「依頼」、そして送られてき
たレフェリーレポートを見て、掲載する価値があると認められると
きは、掲載をしたい旨提案して、これが「承認」されれば掲載がき
まるし,掲載する価値なしという判断が出れば,その旨投稿者に連
絡をする,と,このような仕事をすることになります.
これらの一連の作業は基本的に全てWeb上で行われ、編集者が直接
顔を合わせることは原則的にありません。このWebシステムでは、
「レフェリー依頼」のような定型的な文書は全てテンプレートにな
っていて、システムに登録されているレフェリーのリストの中から
適当な人をマウスでクリックして選ぶと、あっという間に依頼文書
が作成され送付され,またレフェリーを引き受けるにあたってはだ
いたい何日で完了するか、登録するようになっており、「締切り」
が近づくとい自動的に催促のメールが送られことになっています.
おかげで、編集者は「締切りの管理」と言った全く生産的でない、
細々した仕事から開放されます。

2014年9月28日日曜日

テクノロジーの発達によって変わるもの(1)


先日数学の日本最大の学会から論説の査読をお引き受けしました.
最初は紙に印刷された原稿が封筒で送られてきて、切手の貼られ
た返信用の封筒と依頼の文書も同封されてしました。査読の結果
は同封の用紙に書き込んで、サインをして印鑑も押すことになっ
ていました。電子的なデータはないので、この用紙を利用しよう
とするとパソコンで作成したレポートを、位置合わせをして打ち
出すか、手書きで書き込むかしかないようですが、どちらも自分
でやるのはご勘弁願いたいものです。結局、中途半端ですが、査
読の用紙には「別紙参照」と書いて、別の用紙にパソコンで作成
しレポートを打ち出し、それをサインと印鑑を押したレフェリー
用の用紙に添えて送り返しました。一応注意しておきますが、依
頼の文書には「お返事はメールでも構いません」という一文も添
えられていたので、一応電子的なデータの提出も受け付けてくれ
ることになっています.