今年も間もなく終わろうとしています。
皆さんにとってどんな一年だったでしょうか?
世の中では今年も去年に引き続きコロナウイルス感染症に振り回された一年でしたが、10月が近づくに従ってだんだん感染者が減ってきました。
もちろんまだ安心できるような状態ではなく、注意は続けなければなりません。
でも、本校でも運動会、歩走会、音楽会などの行事ができたこは本当によかったなと思いますし先生も嬉しく思っています。
ところで先週皆さんが音楽会で奈良女子大学を訪問しました。実は奈良女子大学の中庭には池があってその周りにぐるっと木が植えられています。ここにはたくさんのセミの幼虫がいて毎年、たくさんのセミがここで鳴いています。たくさんのセミがいるので木にはたくさんのセミの抜け殻がくっついています。このたくさんのセミの抜け殻を探すのが先生は好きなんです。
今年の夏にははこんな写真が撮れました。
この一枚の写真の中に三十九匹のセミの抜け殻が写っています。
先生はこんなにたくさんの抜け殻が見つかったのがあまりに嬉しくて夏の日差しの中一時間以上木のそばに立ってiPadを使って写真の中の蝉のいるところに印を付けていました。写真を撮った後も先生はこの写真を夏休みの間ずっと眺めていたんですね。ところで最近になって、この写真のこの木の上にくっついている抜け殻が同じ間隔で綺麗に並んでいるな、というふうに見えてきたんですね。
これを見てください。
一番上の抜け殻はかなり高いところにあります。そこから、次の丸まで、このくらいの長さ。次の丸までこのくらいの長さ、と大体同じくらいになっているんですね。これに気がついた時「へー、オモシローイ」と思いました。
ところで皆さんの教室には自由研究をまとめた模造紙が貼られていますよね。全部ではないけれど先生も見せてもいました。みんなほんとによく観察したり調べたりしていると感心したし、みんな楽しそうに研究している様子がうらやましかったです。
この時、ふと「このセミの抜け殻が並んでいる様子は、先生の自由研究のテーマになるぞ」と思ったんです。なぜ、セミの抜け殻はこんな風に並ぶのか、どうしたら調べることができるのか・・・そんなことを考え出したら、いろんな考えが浮かんできて止まらなくなってしまいました。
さて一年が終わります。大人は年の終わりに忘年会と言って親しい人が集まって食べたり飲んだりします。嫌なことは忘れてスッキリした気持ちで新しい年を迎えよう、という集まりですね。それは悪いことではないのだけれど、
「今年あった嫌なことは忘れよう」
と考えるより、
「今年はこんないいことがあったよな」
と思いながら年を終わるともっといい気持ちになれるんじゃないかな、と思います。そしてもう一歩進めて
「今年はこんないいことがあったから来年はこうすればもっといいことがある」
と思えるともっと幸せになれます。
先生は来年の夏は毎日セミの抜けがどんな風に増えていくのか,観察して,そしたらセミの抜け殻があんなに綺麗に並ぶ理由がわかるのではないか、と今から夏が来るのを楽しみにしています。
皆さんも先生と同じような気持ちで新年をを迎えてもらえたらいいなあと思います。
皆さんが、幸せな気持ちで今年を終えることができますように、
そして幸せな気持ちで新しい年を迎えられますように、
そんな風にお祈りしています。