2012年6月17日日曜日

πという登場人物

キースデブリンの「数学する遺伝子」という本は
「数学をするための能力は言葉を操る能力に他ならない」
ということを示すことを目的に書かれたものです。

この本の中でデブリンは、言語のおもな用途
(彼は特に
「努力して使える用途ではない、
使おうとして使える用途でもない、
このようにして使われるべき用途でもない、
人々が実際にほとんどの場合に使っている用途だ」
と断っています)を
「ゴシップである」と断じています。そして数学を
する能力はものゴシップを語るものと同じであると
のべています。

ゴシップ:噂話、世間話

私自身の感覚で言うと、数学をしている時の感じは
「噂話」「世間話」というよりは、断片的に景色が
見えているおとぎ話の世界の
中をいろいろと動き回って、何か新しいものを
見つけることに近い気がします。
ただ、ここでいうおとぎ話というのは普通の世界観とは
全く違う、たとえて言うと谷山浩子の歌の世界に
近いように感じます。