2012年7月18日水曜日

数学者をめざす君に(2)

振り返ってみると、私が数学を目指し、そして大学の数学科で
数学を学び研究を始めた頃は、数学の黄金期であったように
思えます。私の関係する低次元トポロジーでいうと、Thurston
(1983年Fields賞)による三次元双曲幾何学の発展、Freedman
(1986年Fields賞)による4次元ポアンカレ予想の解決、そして 
Jones(1990年Fields賞)によるJones多項式の発見など自分の目の
前でまさしく数学の歴史が作られているという事が実感できまし
た。
その後の数学の発展はどうであったか、・・・私にはその評価を
する資格も能力もありませんが、少なくともFields賞の発表を
あの頃ほどにわくわくとして待つ、ということは無くなってしま
いました。