グライダーの世界でウォークアロンググライダーとは真逆の
遊び方としてダイナミックソアリングという飛行方法があります。
普通のグライダーはスロープソアリングと言って、斜面に向かって
風が吹きつけているときに生じる上昇気流に乗って長時間フライトします。
いま山に向かって風が吹きつけているとします。この時山の風上に
向かった側では、上に書いたように、上昇気流が生じるわけですがその
反対の側には下降気流が生じています。ここにグライダーを入れることは
普通は絶対にしていけないのですが、ダイナミックソアリングでは
あえてここにグライダーを入れて、巧みなコースを飛行させて
やることによりグライダーを加速させてやるのです。
うまくいくと風速をはるかに超える速度まで加速することができます。
YouTubeに時速446マイル(= 約 710km/h)まで加速した模型グライダー
の映像があげられていました。さすがにこの速度になると、飛行機の
姿は殆ど見えません。
http://www.youtube.com/watch?v=ByOB4luuvy4
「この仕組は、風力を効率よくエネルギーに変える方法に応用できないか」
というアイディアをずっと持っているのですが、・・・
誰か取り組んでみませんか。
*ダイナミックソアリングについては例えば
http://xoomer.virgilio.it/ocapofer/Dynamic-eng.htm
に解説が載っています。