2012年9月17日月曜日

ウォークアロンググライダー

小学生向けの科学講座で「空気と遊ぼう」という
内容をすることが有ります。ここでは空気砲や、
室内凧等の工作をしながら空気の性質について
学ぶのですが、最後にウォークアロンググライダー
という室内で飛ばす飛行機を作ります。
一枚の板を体の前に立てて前進することで
できる空気の動きを利用して、動力のない
小さな飛行機をとばす、というもので、
実際に飛んでいる姿を見るとちょっと不思議
な感覚です。

ウォークアロンググライダーの考案者は
タイラー・マクレディーという方(初めて
ドーバー海峡を横断した人力飛行機
ゴッサマーコンドルの製作者ポール=マクレディーの息子)
だそうで、父親の人力飛行機の制作の手伝い合間に思い
ついたそうです。
このあたりの事情については

http://www.visualecture.com/wordpress/?p=1091

にご本人の講演があります。(ビデオの18:00あたりから
ウォークアロンググライダーの説明があります。)

ウォークアロンググライダーの原理に関してはyoutube
の動画

http://www.youtube.com/watch?v=jnwc0meV3SI

の2:30辺りから解説されています。
一言で言うと、立てたボードの上にできる
空気のクッションの上にサーフィンの要領
で飛行機が乗っている、
という感じです。

なお、上記の動画はシリーズになっていまして

http://www.youtube.com/watch?v=EGx9FdNZd1w&feature=relmfu
(作り方の解説)

http://www.youtube.com/watch?v=62gKLPUnTsQ&feature=relmfu
(作り方と調整の解説)

http://www.youtube.com/watch?v=7d80Mn8Rtik&feature=relmfu
(飛ばし方、特にここの1:10あたりから
ご覧ください。ボードは、なるべく立てた
ほうがよい事が説明されています。