自分が心血注いだ研究の成果が一瞬のうちに価値を失う、
という事態は、初めてのことではありませんが、何度経験
しても嫌なものです。ただ、「私達が半年にわたって行っ
てきた研究ももうおしまい」、といった気持ちがあった一
方、Q先生達の論文をよく吟味したところ、その中で参照
されているある論文の結果を使えば、我々の結果も彼らの
ものと同じ程度まで改良できることがわかりました(これ
は私の指摘ではなく、共同研究者の方の指摘であることは、
特に注意しておきますね)。当時私の中では、論文として
発表するかどうか、ということは別として、「自分達で考
えた手法の可能性を見たい」といったような気持ちがあっ
たように思います。おそらく共同研究者の二人も同じよう
な気持ちではなかったかと想像していますが、とにかくそ
の結果を使った論文の改訂版を作成、再度arXiveにアップ
ロードしQ先生、Zさんにもお送りしました。ところが、
間髪入れずZさんから再度証明の不備を指摘するメール
が届いたのです。